港南区F様邸和室のカビ・結露防止・・・
マンション概要
- 築29年
- 大手マンションメーカーのシリーズマンション
- 鉄筋コンクリート造
- 中堅ゼネコンの施工
写真の様に和室の壁のコーナー部にカビが
発生していました。
このお部屋は角部屋で、壁の2面が外気に
接している為、結露発生条件は厳しいです。
内壁を解体してみると、壁コンクリートや梁り部分には
気持ち程度に発泡ウレタンが吹き付けてありました。
20〜30センチ間隔で何か跡が残っていますが
これは内壁材の石膏ボードを貼っているGLボンドと
云う接着材です。
セメントのように水で練ってダンゴ状にして、
ボードを張って行きます。
カビ・結露の状況
壁面に厚さ数oの発泡ウレタン吹き付けの断熱材があるのですが、
薄いので保温材の表面が結露したと考えられます。
施工
@カビの発生が見受けられた部分の防カビ処理を
行いました。
A木材で胴縁を組み壁には50oのスタイロフォームを
天井には25oのスタイルフォームを取付けます。
スタイロフォームの取付は一工夫必要です。
この辺が当社のノウハウになります。
B今回は和室という事もありましたが
より結露防止の効果を上げるために
調湿効果のある珪藻土塗り壁で
仕上げを行いました。
南区U様邸直貼りクロスのカビ・結露防止・・・
マンション概要
- 築36年
- 鉄筋コンクリート造
- 大手ゼネコン施工
このマンションはコンクリート壁に直にクロスが貼ってありました。
その為にクロスガ剥がれやすくなっている様でした。
角部屋ではないのですが、玄関が
奥まっているためにエントランス部分が
外部になり2面が外気に接触する
構造になっています。
カビ・結露の状況
こちらのお部屋は納戸として使用しているので、
温度、湿度が上がらない為に、カビの発生は
ひどくはなく、コーナー部分天井近くにある程度でした。
しかし、コンクリート壁に直にクロスが貼ってあるために
クロスの剥がれと全体的な黒ずみが確認されました。
クロスを剥がしたところ、コンクリート面がカビで
少し黒ずんでいる部分がありました。(写真右)
施工
@直貼りのクロスを全て剥がし防カビ処理を
行いました。
A2面が外気に接しているのでL字型に
2方向の結露防止断熱施工を行いました。
B壁部分は木製の胴縁材を打ち付け
厚さ50oのスタイロフォームを設置しました。
天井部分も冷温伝達の影響範囲に
25oのスタイロフォームを設置しました。